• 検証方法 12人によるテストを実施
  • 左右発揮パワー比率変化の検証

左右発揮パワー比率変化の検証

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検証方法 12人よるテストを実施

「持久運動能力(LTパワー値 低~中~高)」
「競技経験年数(開始直後~1年未満~3年以上)」
「競技レベル(一般、学連選手、日本代表)」が違う
12人よる固定ローラー台で暫定負荷テストと
血中乳酸測定を実施

検証方法

1)40wずつ負荷を上げて3分間維持をオールアウトまで繰り返す。
2)ケイデンス値は87〜93rpmの範囲で維持。
3)それぞれのLTパワー値を測定した。(LTパワー値はきつく感じ始める強度)

ウォーミングアップ
3分間維持する
40Wずつパワー
値を上げてゆく
これ以上パワー値を
維持できなくなり終了
Power HR Cadence time[ min ]

LT(Lactate Threshold)パワー値とは?

運動を維持するのがきついと感じ始める強度

血中乳酸濃度変化が大きくなる付近の強度をLT(Lactate Threshold)と呼び、 この時のパワー値をLTパワー値と呼ぶ(ここではベースラインから+1mmol/lの強度をLTとしている) LTを測定する事により、その選手の持久運動能力を決めるメインエンジンの性能をパワー値[W]で決定できる。 LTパワー値は持久運動能力の最も基本的な指標である。

LTパワー値=270〜290W
「ややきつい」〜「きつい」と感じる

負荷が低い状態では、メインエンジンである 酸化的代謝系がパワー発揮において 中心的な働きをする

負荷が高くなるにつれメインエンジンに加えて サブエンジンである解糖系の働きが活発になり、 これに伴って乳酸が生成
→血中乳酸濃度の上昇が始まる

1mmol/l
LTパワー値

LT(Lactate Threshold)パワー値を知るには?

主観的運動強度(RPE :Rating of Perceived Exertion)

運動中に感じる負担度(きつさ)を数量化したもので13~15の強度はLTと一致する場合が多い。
RPEの強度から、簡易的にLTを決める事ができる。

  20    
19 Extremely hard 非常にきつい
18    
17 Very hard かなりきつい
16    
LTパワー値
「ややきつい」〜「きつい」と感じる強度
15 Hard きつい
14    
13 Fairly hard ややきつい
  12    
11 Light 楽である
10    
9 Very light かなり楽である
8    
7 Extremely light 非常に楽である
6    
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左右発揮パワー比率変化の検証

負荷増加に伴う左右パワー比率の変化

結果1

多くの選手は、負荷の増加に伴い左右パワー比は±10%の範囲に入る。

選手A
左右比は±10%
Left / Right Power Rate
LT パワー値
選手B
左右比はほぼ±0%
Left / Right Power Rate
LT パワー値

結果2

負荷の増加に伴い、片方の脚へより依存してゆくケースがある。

選手C
片方の脚へ
Left / Right Power Rate
LT パワー値
選手D
片方の脚へ
Left / Right Power Rate
LT パワー値

※表示のグラフは検証によるオリジナル分析データであり、シクロスフィアの画面とは異なります。
またトルク値はこの検証オリジナルデータです。

結果

  1. 多くの選手は、負荷の増加に伴い左右比は±10%の範囲に入る。
  2. 負荷の増加に伴い、片方の脚へより依存してゆくケースがある。
  3. 選手によって、より強いパワーを発揮できる脚を更に活用したリ、あるいは疲労の少ない方の脚にパワーを発揮させるなど脚の利用方法は異なるが、LTパワー値付近(きついと感じる)では左右比は一定値に近づく場合が多い。
  4. 左右比は現行のポジションのままで修正できる場合がある。
    →左右比が±10%以内に収まらない場合は、修正した方がいい。
Conclusion

新しい解析手法の探索とトレーニング手法の検証、1回ー3回まとめ

ぺダリングモニターの以下の機能を利用して
新たな解析手法の発見

1. パワー伝達効率を測定できる
2. 1周の12点でトルクを測定できる
3. 左右のパワー値をそれぞれ独立に測定できる

選手はより高いパワーを発揮するために、
下記三要素をそれぞれ異なる順序、
異なる寄与率の組み合わせにより最適化している。

  • 1. ペダリング効率

    無駄なくより高いパワー値を発揮するためにペダリング効率を向上させる。

  • 2. トルク分布

    60~90~120°の位置でのトルク分布は選手によって様々。

  • 3. 左右ペダルパワー比

    よリ強いパワーを発揮できる脚を更に活用より疲労していない脚によるパワー発揮。

高パワーの発揮スタイルは選手によって様々